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プレミアムの複勝オッズ[JRAプレミアムとは?]

投稿日時:2008/12/27(土) 00:00

 

中山金杯の複勝オッズは次のようになっていました。上乗せ率は最低オッズのものです。

 

馬番

プレミアム 

従来 

上乗せ率 

01

3.14.3

2.94.1

6.9%

02

2.63.6

2.53.5

4.0%

03

7.110.2

6.69.7

7.6%

04

8.011.4

7.410.8

8.1%

05

16.824.2

15.422.8

9.1%

06

1.41.7

1.41.7

0.0%

07

5.47.7

5.07.3

8.0%

08

3.14.3

2.94.1

6.9%

09

4.25.9

3.95.6

7.7%

10

7.410.6

6.810.0

8.8%

11

23.133.2

21.131.2

9.5%

12

10.715.4

9.814.5

9.2%

13

1.92.6

1.82.5

5.6%

14

10.214.8

9.414.0

8.5%

15

1.82.3

1.72.2

5.9%

16

6.18.7

5.78.3

7.0%

▲中山金杯複勝のプレミアム上乗せ率

 

 

複勝は組み合わせによって払戻金が異なりますので、この表だけでは判断することは難しいです。しかし、人気馬の場合は上乗せ率0%のこともありますが、穴馬の場合は5%をはるかに上回る上乗せ率が期待できそうです。

 

馬番

プレミアム 

従来 

上乗せ率 

01

6.610.1

6.19.6

8.2%

02

26.140.6

23.738.2

10.1%

03

4.97.4

4.57.0

8.9%

04

2.73.9

2.53.7

8.0%

05

29.345.6

26.642.9

10.2%

06

3.14.6

2.94.4

6.9%

07

20.131.2

18.329.4

9.8%

08

1.72.2

1.62.1

6.3%

09

1.82.5

1.72.4

5.9%

10

5.98.9

5.48.4

9.3%

11

8.513.

7.812.3

9.0%

12

2.02.8

1.92.7

5.3%

13

34.854.2

31.651.0

10.1%

14

109.9171.1

99.7160.9

10.2%

15

8.513.

7.812.3

9.0%

16

1.31.6

1.31.6

0.0%

▲京都金杯複勝のプレミアム上乗せ率

 

複勝は人気の馬が3着以内に入ることが多く、JRAプレミアムの上乗せはあまり期待できないと、私は考えています。

しかし、穴狙いが的中すれば、今までの1割増程度の払戻金が上乗せされることがわかりました。

さらに、Part4で説明しますが、「JRAプラス10」では、必要以上に人気の馬の複勝馬券が購入されやすくなりそうです。そうするとその人気の馬が着外に消えた場合は、複勝の払戻金が通常より大きくなる可能性があるのです。

確率は低いですが、JRAプレミアムのレースで人気の馬の複勝馬券が異常に売れたのにその馬が4着以下になったとすると、JRAプレミアムとJRAプラス10の両方の恩恵で、いつもよりかなり多額の払戻金が得られるということになりそうです。

有馬記念でダイワスカーレットが消えたら、どうなるでしょうね。

プレミアムの単勝オッズ[JRAプレミアムとは?]

投稿日時:2008/12/26(金) 00:00

 

的中馬券の払戻金については前に紹介しましたが、他の馬や組番が的中した場合は、どのような上乗せ率になったのでしょう。

 

馬番 

プレミアム

従来 

上乗せ率 

01

9.0

8.5

5.9%

02

9.2

8.7

5.7%

03

24.2

22.8

6.1%

04

33.2

31.3

6.1%

05

54.0

50.8

6.3%

06

3.6

3.4

5.9%

07

21.5

20.3

5.9%

08

16.3

15.4

5.8%

09

15.9

15.0

6.0%

10

36.5

34.4

6.1%

11

74.1

69.7

6.3%

12

40.9

38.5

6.2%

13

6.4

6.1

4.9%

14

50.4

47.4

6.3%

15

6.1

5.8

5.2%

16

37.5

35.3

6.2%

▲中山金杯単勝のプレミアム上乗せ率

 

中山金杯の単勝オッズは上の表のようになります。もちろん偶然ですが、一番上乗せ率が低い13番が勝ちました。1番人気や2番人気の馬よりも上乗せ率が低くなっているのは、もともとの払戻金が多めに計算されていたからでしょう。

このレースでは単勝の万馬券はなく最高は約70倍ですが、上乗せ率は他とあまり変わらない6.3%でした。

単勝については、特定な馬に人気が集中するのでなければ、どれでも5~6%前後の上乗せ率が期待できそうです。

 

京都金杯の単勝については次に紹介しますが、中山金杯と同じような傾向になています。

京都では、2番目に上乗せ率が低い9番が勝っています。

こちらは単勝の万馬券が3通りありましたが、上乗せ率はどれも6.3%でした。どうやら、単勝の上乗せ率の上限はこのくらいの数字のようです。

 

 

 

 

馬番 

プレミアム 

従来 

上乗せ率

01

22.1

20.8

6.3%

02

122.9

115.6

6.3%

03

21.6

20.4

5.9%

04

10.4

9.8

6.1%

05

98.6

92.8

6.3%

06

14.4

13.6

5.9%

07

84.5

79.5

6.3%

08

5.1

4.8

6.3%

09

7.3

6.9

5.8%

10

31.7

29.9

6.0%

11

48.5

45.7

6.1%

12

7.5

7.1

5.6%

13

158.9

149.5

6.3%

14

246.2

231.6

6.3%

15

48.1

45.3

6.2%

16

2.8

2.7

3.7%

▲京都金杯単勝のプレミアム上乗せ率

 

 

JRAプレミアムの単勝オッズは6%くらい上乗せされて表示されているとすると、従来のオッズは5%引きくらいで考えればよさそうです。100倍なら今までの95倍という感じで見れば良さそうです。

 

単複では10%の上乗せ?[JRAプレミアムとは?]

投稿日時:2008/12/25(木) 00:00

 

単勝と複勝では、もともと5%の上乗せがありました。JRAプレミアムによってさらに5%のおまけが上乗せされることになると、本来の払戻金(単複以外の払戻金と同じ計算式)と比べて約10%の上乗せが期待できると考えてよいのでしょうか。

 

式別

払戻金 

単・複 

プレミアム 

上乗せ率 

単勝

570

610

640

12.3%

複勝

 

200

220

230

15.0%

190

200

210

10.5%

670

730

780

16.4%

▲中山金杯のJRAプレミアム

 

 

中山金杯の単複は上のようになります。最初の払戻金が単複以外の場合の計算式だけのものです。次の単・複がおまけの5%を加えた現在の計算式です。最後がプレミアムの金額になります。

最初の払戻金と比べれば、10%以上の上乗せになっていました。15%、16%という数字には驚きますね。

 

式別

 

払戻金

 

単・複

 

プレミアム

 

上乗せ率

 

単勝 

640

690

730

14.1%

複勝

180

190

200

11.1%

140

140

140

0.0%

510

560

610

19.6%

▲京都金杯のJRAプレミアム

 

 

京都金杯は上のようになります。プレミアムで上乗せがなかった140円は、昔の特別給付金にあたる単複での上乗せもありません。

ここでは19.6%という数字も出ています。複勝の場合は、複雑な計算式になっていますので、人気のある馬とそうでない馬とは差がついているのです。特別給付金などは、簡単な計算式で、総売上げを3等分してそれぞれが平等に計算されます。

このように人気薄の複勝についてはJRAプレミアムの上乗せ率が高くなるということは、もともとの払戻金の計算方法が人気薄には非常に不利な式であったということが明らかになったわけです。

 

 

払戻金はどれくらい増えた?[JRAプレミアムとは?]

投稿日時:2008/12/24(水) 09:36

 

「JRAプレミアム」では、5%のおまけが上乗せされることになっていますが、実際にはどうだったのでしょう。

まず、中山金杯の結果です。

 

式別

本来の払戻金 

プレミアム 

実際の払戻金 

上乗せ率

単勝 

610

30

640

4.9%

複勝 

 

 

 

 

220

10

230

4.5%

200

10

210

5.0%

730

50

780

6.8%

枠連 

1,350

90

1,440

6.7%

馬連 

1,610

100

1,710

6.2%

ワイド 

 

 

640

40

680

6.3%

2,510

170

2,680

6.8%

2,650

180

2,830

6.8%

馬単 

3,430

230

3,660

6.7%

3連複 

15,860

1,070

16,930

6.7%

3連単 

68,260

4,620

72,880

6.8%

▲中山金杯のJRAプレミアムの結果

 

 

ほとんどが5%を超える上乗せ率になっています。最低でも複勝の4.5%です。

次は、京都金杯の結果です。こちらは上乗せ率0%というものがありますので注目してください。それ以外は5%以上の上乗せ率になっています。また、7.2%や8.9%という数字もあります。

 

 

式別

本来の払戻金

プレミアム 

実際の払戻金 

上乗せ率 

単勝 

690

40

730

5.8%

複勝 

 

 

190

10

200

5.3%

140

0

140

0.0%

560

50

610

8.9%

枠連 

770

50

820

6.5%

馬連 

910

60

970

6.6%

ワイド 

 

 

380

20

400

5.3%

2,220

160

2,380

7.2%

1,530

100

1,630

6.5%

馬単 

2,370

160

2,530

6.8%

3連複 

9,160

620

9,780

6.8%

3連単

46,190

3,120

49,310

6.8%

▲京都金杯のJRAプレミアムの結果

 

 

 

 

JRAのホームページなどでは「払戻金が5%増えるのではなく、払戻金に“売上げの5%相当額を上乗せ”するものです」と注意を呼びかけていますが、この説明を理解できる人はどれくらいいるのでしょうか。

正確に説明すれば上のようになるのかもしれませんが、「JRAプレミアムとして売上げの5%を用意しています。的中馬券の数で割って10円未満は切り捨てるため、的中馬券が多い場合は、上乗せ額が0円になる場合もありますが、3連単など的中馬券が少ない場合は、約6.8%の上乗せが期待できます」というくらいなら、もっと理解して馬券をたくさん買ってくれそうな気がします。

払戻金が1,000円以上の場合は、6%以上の上乗せがあると思ってよいと思います。

筆者は大本命の馬券は買わないので、JRAプレミアムというものは、6%の上乗せがあると思って馬券を買うつもりでいます。

 

 

 

他のレースへの影響は?[JRAプレミアムとは?]

投稿日時:2008/12/23(火) 16:18

 私は、JRAプレミアムのレースは増えても、他のレースが減るのではと思っていました。他のレースは買わずに我慢しておいて、1日の予算のすべてを払戻金が多いJRAプレミアムのレースだけ買ったほうが儲かりそうですから。

 

2007 

2008 

増加率 

1

3,600,013

4,251,398

18.1%

2

4,532,415

4,417,890

△2.5%

3

4,593,876

5,505,683

19.8%

4

4,179,747

4,499,502

7.7%

5

5,411,225

6,619,254

22.3%

6

4,351,130

5,700,151

31.0%

7

6,030,136

6,431,177

6.7%

8

6,606,365

6,622,047

0.2%

9

11,540,173

13,028,609

12.9%

10

16,492,632

18,141,199

10.0%

11

65,454,705

80,903,982

23.6%

12

13,315,814

15,361,195

15.4%

  

146,108,231

171,482,087

17.4%

▲1月5日の中山競馬の売上げの前年との比較

 

中山競馬は第2レースだけは減っていますが、他は増えています。レース毎の増加率の違いが目立ちますが、これは「JRAプラス10」の影響だと思います。

 

2007 

2008 

増加率 

1

3,590,948

5,231,563

45.7%

2

4,157,514

4,182,640

0.6%

3

3,383,528

3,961,813

17.1%

4

3,602,743

6,028,654

67.3%

5

4,953,702

5,385,381

8.7%

6

4,986,761

5,469,756

9.7%

7

5,746,251

7,408,285

28.9%

8

6,305,395

7,719,508

22.4%

9

11,282,404

13,814,283

22.4%

10

13,115,280

18,512,039

41.1%

11

71,627,265

85,275,647

19.1%

12

18,224,185

21,979,058

20.6%

 

150,975,976

184,968,627

22.5%

▲1月5日の京都競馬の売上げの前年との比較

 

京都競馬も同じような現象が見られます。第1レース、第4レースは異常ですね。

 

1レースだけ「JRAプレミアム」を行う影響を見たかったのですが、1月5日の他のレースは「JRAプラス10」の影響が大きそうで、参考にはなりませんでした。

 

ただ、今回でもそれほど増えていないレースもあるわけですから、JRAプレミアムのある日は、他のレースも良く売れるということにはならないと思います。

 

私は、金杯では1レースの予算を単勝に、2レースの予算を複勝に、というように、いろいろな馬券の種類で異なる競走馬に注目して金杯のレースだけを買っていました。いつもは絞って買うのですが、金杯のときはいつもと違う買い方を楽しんでいました。どれかは当たるでしょうから、払戻金が高ければあまり損をしないと考えたからです。

 

有馬記念のときは、特別レースすべてがJRAプレミアムのレースですから、特別レース以外はすべて見送って、JRAプレミアムレースに絞って買うつもりです。

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